黙ってないで愚図ってないで

翼くん 時々タッキーの 話

映画『こどもつかい』を鑑賞した話

やっと時間が出来たので行ってきましたこどもつかい。都会の大きな映画館では無く近場のちんまりとしたところで、それも平日の真っ昼間だったからか場内は控えめな客数。そして男性優勢であった。後期高齢者の男性に20代の男の子2人組、30代と思しき眼鏡男性…とそれはそれはジャニヲタでなさそうな雰囲気が漂いそれだけで何故か怖い。暗転前からもう帰りたくなって半分凍り付いていたその時、私語爆発のJK集団入場。ナイスJK!ナイス有岡担!(勝手に決めつけた)これで一気に場が和み、私は最後まで滝沢さんの勇姿を見届ける事が出来た。といっても所々怖そうで目を覆いたくなるような描写では自然にピントをズラせる謎の技を取得した事により刺激的なシーンが脳裏に焼きつく被害は免れた。さて私が映画鑑賞前に耳にしていた情報として、

・ホラーだけどそんなに怖くない

・タッキーが可愛い

・おいないおいない

・どーして!どーして!

・相棒は黒猫

・トミー

くらいだった。

トミーって誰?またしくじったの?あ、それはトニーだった。*1そしてタッキーのシーンになると怖くないのは本当だった。むしろ可愛いの意味を把握。タッキーの美しい顔面と浮世離れした存在感が生身の人間と思えず何処かこの世ともあの世とも違う異次元の世界の住人のようだった。物語的には腐りきった大人に一方的に傷付けられる幼い子どもが、言わば自衛の策としてダークヒーロー「黒マント」の私的な怨念に巻き込まれる運命が切ない。本来盾となるべき大人に裏切られる無力な幼子が抱く恐怖と絶望。そこから生まれたこどもつかいそのものも可哀想な存在である。個人的には虐待する実母と、それとは違う意味の虐待をする血の繋がらない男達への恨みが同じ温度で描かれているところはやや納得がいかなかったけれど、これは私が親から虐待された事が無いから分からない感情であるのかもしれない。(でも子どもって、どんな事があっても親を求めるものじゃない?だからこそ酷い事件が後を絶たないと思っている。)

新人新聞記者役の有岡くんは、真っ直ぐで男らしく彼女を守る男前であった。これは有岡くんファンは萌えポイント多いんじゃない?凄く爽やかでその辺にいそうな青年で良かった。いつもタッキーにイジられてるエピソードしか聞こえてこないから、本編を観て見方がかわった。

 

そして主役のこどもつかいこと、滝沢さん。私は普段から滝沢さんってこの世の人とは思えないので今回はハマリ役だったと感じている。永遠に無邪気な子どものまま、「お前、要らないって」とか、「いなくなっちゃえ」とか、軽く言う言葉の裏に癒えない心の傷が垣間見えた。強がる人ほどナイーブな一面があるもの。そういった繊細な心を持つ無邪気なこどもつかいを演じたタッキーは1時間半以上かけて施した特殊メイクと同じように、心も純真無垢な悲しみと怨みでいっぱいの役柄に変身したように思う。道化師を真似たコミカルな動きも、子ども相手に本気にジタバタするところも可愛かった。相変わらずのフライングは美しく、もっともマントが似合うアイドルNo.1確定(私調べ)巨大スクリーンで黒マントを観れて良かった。話の内容は決して楽しいものじゃ無い。だけどタッキーが一緒にいてくれたから頑張れた。

 

映画館を出る時、元気の塊JKは「マジ怖かったー。半分くらい観てなかった。」とか、「マジあの指輪ヤバいんだけど!チョーいいよね?」なんてはしゃぎながら帰っていった。有岡担のお嬢さん達よ、結構しんどくなった私の心を笑わせてくれてありがとうよ。そして私は猛ダッシュで帰った。下校時刻までには家に戻るねって約束、破ったら黒マントさん来てくれたかしら??いや、やめてまだ元気でいたいの。

*1:〝アンダルシアに憧れて〟に憧れている